愛知県印刷工業組合は「中小企業団体の組織に関する法律」を基に、愛知県下全域を区域とする一般印刷業で構成する出資組合です。
上部団体で全国組織である全日本印刷工業組合連合会(全印工連)と連携をとりながら中小印刷企業の地位向上と健全経営の環境づくりに努め、資格取得の支援、各種研修事業、福利厚生事業等を推進しています。
また、企業経営における各種申請等にあたっての支援やアドバイスを、愛知県中小企業団体中央会への仲介により展開しています。
組合員数
191社(令和4年4月1日現在)
ホットな情報の早期提供
当組合の月刊機関誌「あいちの印刷」、上部団体である全印工連の月刊機関誌「日本の印刷」、またEメールやFAXを利用して、環境、労務、教育、行政の動き、各種説明会、研修会、展示会等の催事、その他関連する最新情報を組合員へ早期提供しています。
情報交換、交流
地域を基に構成している支部毎の交流、また支部同士での交流を通して、組合員相互の情報交換、交流を展開しています。
※業界情報の発信・交流については「あいちの印刷」「全印工連Webサイト」「機材メーカーリンク」などもご参考にしてください。
委員会活動による事業展開等
三役直轄事業
三役直轄事業として、下記の各事業の充実を図っています。
- ポスターグランプリ
- 中部地区印刷協議会全体で愛知県印刷協同組合とともに協力しながら開催しています。
「ポスターグランプリ」の認知度も年々上がており、学校関係者や一般のデザイナーにも関心を持っていただけるようになりました。将来のグラフィックデザイン業界を担う人材育成の一環として、社会的意義をより深めることができるよう継続して活動いたします。 - 名古屋而立会への支援・協力
- 組合青年部の活動は名古屋而立会に委託するとともに、情報交換を密にしながら支援しています。
会員相互の交流を通して、将来の印刷業界を担う若手印刷人の育成を図っています。 - 関連団体、関連業者との情報交流およびゴルフコンペ
- その他、各事業委員会に属さない案件等への対応
CSR・ブランディング委員会事業
設立2年目となるCSR・ブランディング委員会は、印刷産業のブランド・アイデンティティ『お客様と文化を共創するビジネス・コンシェルジュ』をステークホルダーに浸透させる活動に加え、CSRやマーケティング等、組合員の皆様に有益となる情報の共有や、セミナー開催を企画し、精力的に活動していく所存です。具体的には、以下のミッションを計画しております。
- セミナーの開催
- 愛知県主催「中小企業経営者と学生との交流会」への参加
- 名古屋市立工芸高等学校における進路相談会での講演
- 愛知県印刷工業組合フェイスブックの運用
- CSR・SDGsも包括した印刷産業ブランディングの各種普及活動
経営革新委員会事業
前年度は新型コロナウイルス一色の1年になりました。
今までの常識が通用せず新たな「新しい常態」(ニューノーマル)の時代を迎えようとしております。
今年度もこのようなコロナ禍の状況は続き、人と人との接触を極力減らすことからテレ ワークを始め会議形態、管理面においてもデジタル機器を使用する機会が増えると思います。
また、人と人との接触を減らしますので、社員間でのコミュニケーションの取り方やモチベーション維持、お客様への営業手法、社内の情報セキュリティに至るまで、今までとは異なる様々な知識や情報がより一層必要になるとも感じております。
今年度の経営革新委員会では、ニューノーマル時代を生き抜くうえで、今後必要となる知識や情報を提供し、少しでも皆様のお役に立てる企画を考えてまいります。
- 経営革新セミナーの開催
- 全印工連特別ライセンスプログラムの周知
- アドビテクニカルセミナー(全日本印刷工業組合連合会オンライン開催)
- 企業見学会の開催
- 企業経営に関する各種情報の発信
教育委員会事業
印刷業界、組合員企業様にとって貴重な財産である社員の皆様の育成、教育、技能向上のための資格試験、セミナーの開催、及び全組合員にとって大きなメリットが得られる情報の配信、周知に尽力致します。
また全社員の皆様の資質向上を目的に下記の事業を行ないます。
- 印刷技能検定「オフセット印刷作業」実技試験・採点の実施及び学科試験対策セミナーの開催
- 「印刷営業士」の認定に向けての講座と認定試験の開催
- プリプレス技能検定「DTP作業」の実技試験・採点の実施及び学科試験対策セミナーの開催
- 印刷技術、従業員教育に関する情報の発信
労務・新人教育委員会事業
「断裁機の特別教育」を継続して開催し、支援してまいります。
また、「働き方改革」により、就業規則の変更、有給休暇5日必須取得、就業時間・残業時間に関する規制など、中小企業においても義務化され必ず守らなければならない法規制が多々出てきています。できるだけわかりやすく解説し、情報発信をしてまいります。
今年度4月2日より開催の新入社員研修会でございますが、新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中ではありますが、受講者様等の感染防止を徹底し、対面による講義を開催することとなりました。
その他、組合員事業所における福利厚生及び労働安全に関する情報発信に積極的に取組んでまいります。
- 「印刷会社の新入社員研修会」の企画・開催
- 各事業所における「断裁機使用にあたっての特別教育(学科・実技)」の実施支援
- 「働き方改革」の一環とした法改正に関する情報配信・セミナーの企画
- 「永年勤続優良従業員表彰」の実施
- 「鉛・有機溶剤取扱者健康診断」の実施(前期・後期)
- 各種助成金制度、労働関係法規、従業員の福利厚生に関する情報発信
- A 組織事業(広報・関連情報の収集・提供による組合員加入促進)
- 組織事業では、組合員が減少する中、それぞれの組合員企業が自社の強みを発揮し、組合員企業の「1社当たりの売り上げ拡大、適正な収益確保、従業員一人当たりの出荷額の指標向上」などに貢献できるよう、企業経営に必要な情報・資料を提供しています。また、Webサイトを核に広報活動を取り組んでいきます。
- 全印工連、その他関係機関や諸団体からの関係情報の収集と提供
- 支部事業の積極的支援と広域化する各支部との連携
- 「あいちの印刷」の継続発行
- 組合ホームページの管理
- 各委員会の事業推進に関する、組合員へのより積極的な広報活動の推進
- 愛知県印刷産業団体連絡会及び関係諸団体との緊密な連携のもと新年互礼会等の実施
- B 官公需対策事業
- 官公需対策事業では、入札参加資格申請において、「印刷機械設備等の保有」「自社の印刷機を使用」「県内で印刷の全行程を行う」などの「定時見積制度」の実施状況を確認しています。
令和2年3月3日、新型コロナウィルス感染症の影響を受けている中小企業等に対する官公儒における配慮措置として、「柔軟な納期・工期の設定・変更及び迅速な支払、適切な予定価格の見直し、官公需相談窓口における相談対応」が発表されましたので、今後は、県はもとより、市町村まで浸透するよう周知等、活動をします。
日印産連のグリーンプリンティング認定や全印工連のCSR認定といった業界独自で取り組んでいる事業の紹介、印刷用紙の値上げや、再生紙の入手が困難な状況に対しての適切な対応や知的財産権の取り扱いについても、引き続き、要望活動をしていきます。
- 県の「定時見積制度」継続監視、設備以外の「業者評価制度の導入」取り組み
- 知的財産権の適正化の推進
- C 共済事業(経営の安心・安定の提供)
- 広域化する各支部と協力して、組合員企業に少しでもお役に立てる各種共済制度を提供しています。
「ストレスチェック」の義務化など労働安全衛生などの環境が変わる中、メンタルヘルスサポートサービスを備えた「新医療保障プラン」や「経営者医療共済」なども紹介しています。
- 生命共済制度(全日本印刷工業組合連合会 共済センター)
- 新医療保障プラン(メットライフ生命保険)
- 医療・がん共済制度(全日本印刷工業組合連合会)
- 総合設備共済制度(全日本印刷工業組合連合会)
- 経営者医療共済(愛知県中小企業共済協同組合)
- 自動車事故費用共済(愛知県商工共済協同組合)
- 愛知火災共済(愛知火災共済協同組合)
- 傷害共済(愛知県中小企業共済協同組合)
- 生命傷害共済(愛知県中小企業共済協同組合)
組織・共済委員会事業
組織事業として、各支部との強固な連携により「経営の安定」に役立つ情報の収集、提供を行うとともに、組合員企業の積極参加、交流を計るべく各支部・委員会事業の推進支援をしています。また共済事業としては、各種共済制度の加入促進を行い組合員企業・組合事業の下支えをしています。