ごあいさつ

アベノミクスによる円安効果で輸出製造業を中心に業績が好調だった日本経済も、最近では中国経済の減速、円高・株安が響き、牽引役となる大企業の景況感が大幅に悪化。我々中小企業への恩恵がないまま、市場環境は厳しさを増しています。

経営資源が限られる中小企業においては、市場の変化を敏感に察知しながら、自社の進むべき方向を絞り込み、優秀な人材を確保・育成して企業としてのブランド力を高めていく必要があります。厳しい市場環境を乗り越えていくため、愛知県印刷工業組合では、事業活動を通じて、組合員企業の経営の安定と成長を目指してまいります。

今年度は、組合事業のさらなる充実のため、事業委員会の一部を再編しました。「ブランディング」「CSR・ダイバーシティ」「経営革新」「マーケティング」「教育」「環境・労務・新人教育」「組織・共済」の7つの委員会で事業運営を進めます。

多様な人材を受け入れ、活躍の機会を与えるダイバーシティ経営の導入推進は、組合として新たな事業となります。特に女性が安心して活躍できる職場環境づくりを支援していきます。そして経営革新やマーケティングに関するセミナーの開催、CSR認定制度の普及・啓発、MUD教育検定の実施、グリーンプリンティング認定の取得推進などを通じ、印刷各社の企業価値向上を図ります。業界の魅力を発信するブランディング事業にもさらに尽力するとともに、官公需における取引適正化や印刷資材の値上げなど諸問題にも対応します。

教育事業では、オフセット印刷技能検定に加え、当組合として初めてDTP技能検定を行います。こうした国家資格の取得は、社員のスキルアップに結び付くだけでなく、社員を適正に評価する指標にもなります。奮って参加いただきたいと思います。

地元の学生や一般デザイナーを対象にしたデザインコンペ「ポスターグランプリ」は、今回から富山が加わり、愛知、岐阜、三重、石川、富山の中部5県の印刷工業組合が主催する事業となります。より多くの力作が寄せられるものと期待しております。

今年度も、多くの方々に参加していただける様々な事業を展開してまいります。ぜひ積極的に組合をご活用いただきますよう、お願い申し上げます。

平成28年5月
愛知県印刷工業組合
理事長 細井俊男

愛知県印刷工業組合理事長 細井俊男

愛知県印刷工業組合
理事長 細井俊男